ガングロたまごちゃんのジョグノート

おもに駒沢公園を走っています。10年ぶりのサブ3.5をめざしています。

美ヶ原トレイルラン参戦記(DNF)

7月1日(金)レース前日。新宿駅で、このレースに誘ってくれたKJCメンバーで同い年のおだかっちさんと合流。特急あづさ号で茅野駅に向かいました。東京はもちろん、茅野も少し歩くだけで汗だくになるくらい暑い💦
あらかじめ申し込んでいたバスに乗り換え受付会場へ。ゼッケンやチップはすでに郵送で受け取っていたので、体温チェック後のQRコードの確認と参加賞Tシャツの受け取りのみ。軽く「これいる?ゼッケンと一緒に送ればよくない?」と思ったのと、TシャツのXSがないとのことでXSを申し込んだ人はSサイズにされていたので「じゃなんでXSの指定できるようにしたの?」との疑問はわいたものの、その時はそれほど深くは考えず、開催していただいたことやボランティアの方にただただ感謝の気持ちで受付を済ませました。
参加賞Tシャツ

最近はレース前日のモル活(モルテンのドリンクを飲むこと)が定番化しているので今回もモル活を開始しました。

そこからまたバスで指定されたペンションへ。おだかっちさんとは別々のペンションになってしまったため、ここからはひとりぼっちに。私のペンションはモルゲンローテというところで、オーナーが世界各地を旅して集めた置物が飾られている、こじんまりした素敵なロッジ風のペンションでした。

宿泊者はほぼ全員レース参加者らしき方々で、10名ほどいました。女性は私含めて2名。ロング85kmに参加する猛者でした。

夕飯はみんな同じ時間に取りましたがほぼ会話なく、黙々と食しました。メニューは、ポークソテー、マカロニと鮭のグラタン、コーンスープ、山菜の白和え、ご飯、デザートにバナナケーキ。

食事中オーナーから、明日は一時雷雨の予報が出ていると聞きビビりましたが、山の天気はそういうものらしいので、雨具はちゃんと携帯しようと思いながら(必携品だし)食べました。有料でアルコール類も飲めましたが、さすがに今日はやめておきました。味はとても美味しかったし、お腹いっぱいになりました。

食後はさっさと部屋に戻り、明日の準備をして21時には就寝。まぁまぁ眠れました。

7月2日(土)レース当日。3:15起床、朝食は3:45から。メニューは、おにぎり2個、おいなりさん1個、バナナ、ヨーグルト、オレンジジュース、豚汁(おかわり自由)。豚汁が美味しかった。

ミドル参加者は私だけらしく、また一人で黙々と食し、4:38ピックアップのバスでおだかっちさんと合流し、会場に向かいました。


もうすでに空は明るく、半袖短パンで大丈夫な気温だったので、すぐに荷物を預けました。トイレは混んでないので行き放題です。ゴール地点の和田宿に運んでもらう荷物と、スタート地点である現在地に置いておく荷物の預け場所は別々でした。勝手がわからず危うく全部ゴール地点に行ってしまうところでしたが、慌てて回収し300mほど離れた現在地に置いておく荷物預けに運び直して、無事スタート準備完了。ドキドキワクワクしながらスタートしました。
フィニッシュ側から撮ってしまいましたがスタート時です。

応援の方からは「これから地獄が待ってるけどがんばって!」などと言われ、トシさんからも「完走には給水が一番大事だから」と言われていたので、水は1.5L以上持ってスタートしました。

序盤は体力温存をする作戦で、スタートからいきなりの登りはすべて歩きました。
登り切るとHPでも見た平原が広がりテンションが上がり記念撮影しまくりました。



平原は涼しい風が吹き、あまりの気持ち良さに走り抜けてしまうのがもったいなく感じて歩いてしまいました。これが敗因でしたが、この時はまだ気がついていませんでしたので、「気持ちいいー、きれいー」を連呼して満喫していました。だからまだまだ脚は元気。おだかっちさんの指示のもと、1時間毎にジェルを摂取しました。こんなにちゃんと補給したのは初めてです。

1カ所目のウォーターステーションで350ml給水。スタート時点と合わせて約2Lの水を持って、急登にのぞみました。登りはガシガシ追い越すことができ、一気に登り切りました。そこから平地が続いたのですが、登りで抜きまくった安心感からか、脚力はあるのにまた歩いてしまいます。いつものサボり癖でしょう。かなりの人に抜かれて不安になってきたのでまた走り出して和田峠のエイドステーションに到着すると、なんと給水も給食も一切ないとのこと。給食はジェルをたくさん携帯していたのでなんとかなりますが、水はもう残りわずかで次のエイドまでもちそうにありません。水は運んでいる最中なので待てばもらえるとのことで仕方がなく待ちます。ここでリタイアする方も相当いました。「具合の悪い方はお水を飲んでください」とボランティアの方が声をかけてくれていましたが、その水がないのでどうしようもありません。
20分ほど待ってやっと水が届いたものの1人500mlのペットボトル1本のみとのことで、6km先の次のエイドまでもつのか迷いながらも、もう時間的に待てないと判断して再スタートしました。
ロストしそうになっていた女性にこっちですよーと声をかけたら、次のエイドまでキロ9でいかないと関門に引っかかると教えてもらい、この時点でもう無理そうでしたが、諦めずガシガシ登り降りを繰り返し、制限時間後も必死に走り続けました。
扉峠の関門には制限時間より30分ほど遅く到着。10分くらいオーバーした方は通過させてもらったみたいでしたが、すでに10名弱の方が座り込んでリタイアしていました。
私たちの戦いもここで終了でした😢

リタイア後に収容バスを待つ間、二人で敗因を検証。たとえ扉峠の関門をギリギリ突破できたとしても、次の関門まで相当がんばらないとダメそうで、ゴールより体力の限界が先に来ることになりそう。序盤のタイムコントロールをもっと計画的におこなう必要があったと反省。ま、トレイルを甘く見ていた結果が、水不足に巻き込まれDNFになってしまったのだろう。トレイルはコース図ではよくわからない、急登やガレた下りなどに時間を要するので、試走の重要性も痛感しました。
とはいえ、綺麗な景色と初トレランレースを楽しみ、また来年リベンジしたいと思えるくらい元気でしたし、色々な学びを得ることができました。

その後収容バスはなかなか到着せず、その間50人くらいのDNFランナーが地べたに座り込んで待たされました。かろうじて仕切ってくれている救護スタッフにクレームを言っても仕方がないといった大人のランナーばかりだったので、不満を抱えつつも大きなトラブルもなく、2時間近く待たされたのち、バスでスタート地点に戻ることができました。待っている間、大門のエイドに水がないとか、雷雨が降っているとか、恐ろしい情報も聞こえてきて、トレイルの怖さを感じました。

スタート地点では、ゴール後に堪能するはずだった豚汁を予定より3時間早くいただくことになってしまいましたが、たいそう美味しゅうございました。キッチンカーもありビールも販売していましたが、完走できなかった罰として夕食までお預けにしました。

スタート地点から少し離れた体育館で荷物を受け取り、着替え。急遽、女子専用の更衣室を設置してくださり、私たちが着替えている間女性スタッフの方が出入り口に立っていてくれました。終始、スタッフの方々の心遣いには感謝しかありません。
完走してから乗車するはずの茅野駅行きのバスは18:30発の便を予約していたのですが、時間が空きすぎるので、頼み込んで16:00発のバスに乗せてもらいました。狭かったけど乗せてもらえただけでありがたかったです。

茅野駅前の大浴場付きビジネスホテルをおだかっちさんが予約してくれていたので、すぐに入浴。やっと汗臭さから解放されて、駅前の居酒屋にGO!ようやく生ビールで乾杯🍻できました。
お酒が飲めないおだかっちさんもカルピスサワーを2口くらい飲んでました笑

完走できなかった反省と、今後の対策を話し合いながら飲むお酒は、思っていたより美味しく、案外充実感がありました。

どこも痛めず、給水不足の中救急車のお世話になることもなく、無事に帰ってこれてホントよかったです。運営と関門の厳しさに関しては改善をお願いしたいです。
また来年リベンジで、”完走”という名の忘れ物を取りに行きたいです。

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